キッチンから世界を変える/国連WFPの物流② vol.9

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ABCクッキングスタジオは、WFP国連世界食糧計画(国連WFP)と日本国内初の「広報パートナーシップ契約」を締結しています。支援を必要とする人びとに、食料や救援物資を早く、的確に届ける物流のプロフェッショナル、国連WFPの輸送手段について取り上げていきます。

国連WFPの支援の輸送手段

国連WFPの食料支援を最も必要としている人たちは、最も輸送が困難な場所にいる場合もあります。陸路で容易にアクセスできない場所でも、救援物資を必要とする人がいる限り、国連WFPは道を切り開いていきます。

空中投下

戦闘下であったり、洪水で水没した地域など、陸路での輸送が困難な場合、飛行機から食料を落とす空中投下を行います。しかし、空中投下は危険を伴い、地上輸送の7倍もの費用がかかるうえに、一回あたりの輸送量に限りがあります。そのため、空中投下は最後の手段とされています。

― 空中投下の道のり ―
  1. まず倉庫から始まります。

    空中投下による着地の衝撃に耐えるためには、頑丈な梱包が重要なため、一つひとつの袋を6重に補強します。

  2. 気象データの分析を行います。

    強風や砂嵐などの不利な気象条件では、正確な空中投下に支障があるためです。気象データと現地にいる職員から報告される実際の天候の情報を照合し、検証します。

  3. 投下高度を決定します。

    空中投下は幅広い高度から実施することが可能です。高度300メートル程度からの投下も可能ですし、地上からの攻撃を受ける可能性のある紛争地域では高度5,600メートルから投下することもあります。

  4. 投下場所を決定します。

    投下場所は開けていて見通しがよく、できるだけ平らで空から確認しやすい場所である必要があります。投下高度によって、小さいものではサッカーのフィールドくらいの広さから、大きいものでは1,000~1,500㎡の広さを要します。

  5. 投下します。

    地上のチームは投下場所に人や障害物などがない事を確認し、飛行機で待機している職員に積み荷の投下のサインを出します。

  6. 地上チームが食料の分配を行います。

その他の輸送手段

― 水陸両用車 ―

洪水被害のある地域にも支援を届けることが可能です。

水陸両用車
― ゾウ/ロバ/ラクダ ―

遠隔地や山間部に住む人びとへ時には動物を使用して支援を届けます。

ゾウ
ロバ

国連WFPの物流システムは、
どんなにアクセスが困難な場所だとしても、
食料不安を抱えて暮らす人びとに
支援を届けています。
あなたにもできることを考えてみませんか?

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国連世界食糧計画(国連WFP)とは?

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飢餓と貧困をなくすことを使命に活動する、国連唯一の食料支援機関。
年間117ヶ国以上、1億人を超える人に支援を行い、飢餓とたたかっています。
紛争や自然災害などの緊急時に食料支援を届けるとともに、持続的な発展のための強い社会づくりに取り組んでいます。飢餓との闘いへの功績やその活動において、2020年にノーベル平和賞を受賞しました。

Visibility Agreement for WFP Japan
国連世界食糧計画 広報パートナー

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ABCクッキングスタジオは、国連WFPと日本国内初の「広報パートナーシップ契約」を締結しています。
SDGsの目標のひとつである「飢餓をゼロに」を目指す国連WFPの活動を支援し、さまざまな取り組みを提案してまいります。

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