キッチンから世界を変える/「援助」から「支援」へ 国連WFPの自立支援 vol.6

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ABCクッキングスタジオは、国連WFPと日本国内初の「広報パートナーシップ契約」を締結しています。今回は飢餓を減らすことにもつながる自立支援について詳しくご紹介していきます。

「援助」から「支援」へ 国連WFPの自立支援とは?

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国連WFPは2000年代後半以降「食料援助から食料支援へ」という考え方に移行しました。
「援助」とは「飢えている人に食べ物を与えよう」という考え方で、対照的に「支援」とは「原因を理解し問題を解決しよう」という考え方です。
この移行が大きな転換となり、現在では、食料や現金を配って今日明日の食べ物を提供するだけでなく、長期的な食料事情の改善や、災害に耐えられる強い社会基盤の構築・再建も促しています。
時間をかけて自然環境をより健全にし、気候変動によるリスクと影響を緩和し、食料の生産能力を高め、災害への対応能力を高めることに力を注ぎ、国連WFPは2013年以降、50か国以上で年間1,000万人~1,500万人の人々に自立支援を行ってきました。

目の前の緊急食糧支援、年単位の支援計画、長期的な飢餓の撲滅

目の前の緊急食糧支援、年単位の支援計画、長期的な飢餓の撲滅

多岐に渡る自立支援活動とその効果

多様な自立支援

自然環境の改善、生産性を高める、災害適応、自立

自然環境の改善、生産性を高める、災害適応、自立

多様な支援の効果

持続可能な農業の促進、収入源や生計手段の強化・多様化、市場、社会サービス、社会基盤へのアクセス改善、ジェンダー平等・女性の地位向上、栄養改善、気候変動対策の促進

持続可能な開発目標(SDGs)と自立支援

持続可能な開発目標(SDGs)の視点からみると、自立支援は「飢餓をゼロに」という2番目の目標の達成を推し進める強力な手法です。荒廃した土地を修復し、地産地消の普及や作物の多様化を図り、社会が危機や衝撃的な事象に見舞われても、食料生産と収入の道を確保できるようになります。政府も支援との連携を通じて、食料安全保障や栄養改善に関する政策、戦略、施策の能力が高まります。
自立支援には幅広い活動が含まれ、様々な社会基盤の構築・修復を促します。こうした取り組みは、SDGsの目標5「ジェンダー平等を実現しよう」、目標6「安全な水とトイレをみんなに」、目標12「つくる責任 つかう責任」、目標13「気候変動に具体的な対策を」、及び目標15「陸の豊かさも守ろう」など、様々な項目の達成にも寄与します。

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国連世界食糧計画(国連WFP)とは?

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飢餓と貧困をなくすことを使命に活動する、国連唯一の食料支援機関。
年間80ヶ国以上、1億人を超える人に支援を行い、飢餓とたたかっています。
紛争や自然災害などの緊急時に食料支援を届けるとともに、持続的な発展のための強い社会づくりに取り組んでいます。飢餓との闘いへの功績やその活動において、2020年にノーベル平和賞を受賞しました。

Visibility Agreement for WFP Japan
国連世界食糧計画 広報パートナー

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ABCクッキングスタジオは、国連世界食糧計画(以下 国連WFP)と日本国内初の「広報パートナーシップ契約」を締結しています。
SDGsの目標のひとつである「飢餓をゼロに」を目指す国連WFPの活動を支援し、さまざまな取り組みを提案してまいります。

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