キッチンから世界を変える/「世界水の日」に考えよう気候と飢餓 vol.20

キッチンから世界を変える/「世界水の日」に考えよう気候と飢餓 vol.20

キッチンから世界を変える/「世界水の日」に考えよう気候と飢餓 vol.20

ABCクッキングスタジオは、WFP国連世界食糧計画(国連WFP)と日本国内初の「広報パートナーシップ契約」を締結しています。今回は、「水」に焦点をあてて、気候変動と飢餓の関係について紹介します。

3月22日は「世界水の日」

3月22日は「世界水の日」

「世界水の日」は、水資源の管理や保全など、水の大切さを多くの人に啓蒙することを目的に国連が定めた日です。水と食料は密接に関係しており、水は少なすぎても多すぎても食料不安につながります。国連WFPは土地の再生や管理、沿岸部で侵食されつつある砂丘の「安定化」、植林、雨水の利用などを通じて、水と土壌の生産性を回復させるため活動しています。

気候危機と飢餓

気候危機と飢餓

近年、異常気象は驚くほど増加しています。2023年にヨーロッパ、北米、アジアで記録的な熱波と山火事が発生しました。 アフリカ南部では大きな被害をもたらした熱帯低気圧、アフリカ東部では前例のない3年にわたる干ばつが続き、9月にはリビアで洪水も発生しました。

異常気象を原因とした飢餓の数も増加しています。2022年に異常気象を原因とする急性食料不安に陥った人の数は5680万人(12カ国)にのぼり、この数は前年の2倍以上です。国連WFPは、気候変動の影響から身を守れるよう、2022年には42カ国において年間1500万人以上の人びとを支援しました。

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WFPウォーク・ザ・ワールド

「WFPウォーク・ザ・ワールド」は世界の子どもたちの飢餓撲滅のためのチャリティーウォークイベントです。寄せられた寄付金は、国連WFPの学校給食支援に活用されます。日本では2005年から横浜で実施され、大阪や名古屋でも実施されています。

国連WFP(国連世界食糧計画)とは?

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飢餓と貧困をなくすことを使命に活動する国連唯一の食料支援機関。設立以降、世界の飢きん対応の最前線に立ち、緊急的な食料支援や自立支援を行い、何百万人もの命を救う活動をしてきました。飢餓との闘いへの功績等の活動において、2020年にノーベル平和賞を受賞しました。

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