ABCクッキングスタジオは、国連WFPと日本国内初の「広報パートナーシップ契約」を締結しています。今回はレッドカップキャンペーン10周年を記念し、学校給食支援について詳しくご紹介していきます
レッドカップキャンペーンとは
国連WFPが給食をいれる容器として使っている赤いカップをモチーフとした給食支援キャンペーン。レッドカップマーク付きの商品を買うと、その売上の一部が企業から寄付され、飢えで苦しむ世界中の子どもたちに学校給食が届きます。国連WFPは2011年のキャンペーン開始以来、累計2000万人以上の子供たちに給食を届けてきました。
世界の学校給食
世界の国々には、どのような学校給食が届けられているのでしょうか?
国連WFPでは、その国の食文化と栄養を考えた学校給食を届けています。
ラオスでは現在900校以上に給食を提供していますが、地域によってメニューは異なります。南部セコン州の学校での代表的なメニューは、白いご飯、カラシナと魚缶の魚の炒めもの、ヨウサイ(Morning glory)のスープ、グリーンパパイヤサラダ、野菜サラダ、きゅうり、コリアンダーの葉などの組み合わせです。
紛争が長引くこの地域では、学校給食が生徒たちの重要な栄養源となっています。シリアのアレッポ市では、ピタパンのようなものにチーズを挟んだチーズパンが作られています。
バングラデシュのチッタゴン丘陵地帯では、バングラデシュ政府とともに4,100校に給食支援を行っています。学校の調理室では地域の女性たちが、レンズ豆、米、野菜を使った栄養価の高いベンガル地方の一品、キチュリを作ります。
学校給食支援により、子どもたちの栄養支援だけでなく、女性が収入を得て、経済的に自立するための道が開かれています。
学校給食支援の最終ゴール
これまで約47か国が国連WFPの学校給食支援から卒業しています。卒業した国々は、政府が独自で学校給食支援を運営していきます。このような国が増えるように、国連WFPは、現地の学校内に菜園を作るなど、地産地消を目指した活動をしています。
学校給食支援は食料を届けるだけでなく、給食制度を国で運営することを目指しているのです。
あなたの1回の買い物が、
世界の誰かの助けになります。
今できることを一緒に考えてみませんか?
レッドカップキャンペーン
子どもたちに栄養と希望を。
毎日のお買物で学校給食を支援できる、レッドカップキャンペーン。
国連WFPが給食を入れる容器として使っているレッドカップマークがついた商品を買うだけで、売上の一部が企業から国連WFPの学校給食支援に寄付されます。
レッドカップキャンペーンって
ナニ?の巻
学校給食支援ってナニ?の巻
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国連世界食糧計画(国連WFP)とは?
飢餓と貧困をなくすことを使命に活動する、国連唯一の食料支援機関。
年間80ヶ国以上、1億人を超える人に支援を行い、飢餓とたたかっています。
紛争や自然災害などの緊急時に食料支援を届けるとともに、持続的な発展のための強い社会づくりに取り組んでいます。飢餓との闘いへの功績やその活動において、2020年にノーベル平和賞を受賞しました。
Visibility Agreement for WFP Japan
国連世界食糧計画 広報パートナー
ABCクッキングスタジオは、国連世界食糧計画(以下 国連WFP)と日本国内初の「広報パートナーシップ契約」を締結しています。
SDGsの目標のひとつである「飢餓をゼロに」を目指す国連WFPの活動を支援し、さまざまな取り組みを提案してまいります。
国連世界食糧計画(国連WFP)特集
バックナンバー
国連WFPニュースレター
Vol.73 :
紛争、洪水、相次ぐ地震、そして過酷な冬/危機に見舞われる人びとへ、今日を生きるための食料を
Vol.72 :
特集:国連WFP親善大使の杏さん チュニジアを訪問 ― 学校給食支援、女性主導の農業開発団体の現場を視察 ―
Vol.71 :
特集・実を結び始めた国連WFPの自立支援 ― アフリカ サヘル地域の緑化、戦火のウクライナ・地震被災のシリアでの自立支援