

WFPが支援するパン工場で作られるパン
WFPが支援するパン工場で作られるパン
ABCクッキングスタジオは、世界食糧計画(WFP)と日本国内初の「広報パートナーシップ契約」を締結しています。今回はパレスチナ・ガザ地区での緊急支援についてお伝えします。
WFPのガザ地区緊急支援:紛争下の飢餓から「命のパン」へ
工場の様子
WFPの大切なミッションのひとつに、「緊急支援」があります。これは、紛争や自然災害といった緊急事態が発生した際に、飢餓状態に陥った人々へ栄養価のある食料を届ける支援活動です。
パレスチナのガザ地区は、その現場のひとつです。ガザは2023年から2年近く紛争状態にあり人々の生活は極度に悪化しました。人々は食料が手に入らず、数日に1回しか食事が出来ないことも珍しくありませんでした。わずかに残ったパスタを水でふやかして練り、焼いて食べるなどして、飢えをしのいでいたこともあります。このような状況からWFPなどの国連機関が、ガザ地区を、食料が致命的に枯渇した極めて危険な状態である「飢きん」に陥っていると発表しました。
停戦と工場再稼働
焼きたてのパンを配る様子
2025年10月に停戦が発表されました。WFPは停戦発表の少し前から、地元のパン工場を再稼働させました。ガザの人々にとってパンは主食であり、生命をつなぐための命綱であり、生きるための希望だからです。
ガザのパンは平たい円形で、半分に切るとポケット状になる「ピタ」と呼ばれるパンです。WFPが支援した小麦粉やドライイーストでシンプルな生地を作り、窯で焼きます。パン工場では生地がベルトコンベアで移動しながら、次々と焼かれます。焼きたてのパンはスタッフが手際よくビニール袋に詰め、各家庭をまわって配ります。
配給された食料
焼きたてのパンを配る様子
配給された食料。
ガザ地区南部のパン工場の様子
「#ガザ の人びとに #パン を配ることは、非常に重要です。それはこの地の人びとにとって、水の次に大切なものはパンだからです」
— WFP 世界食糧計画日本事務所 (@WFP_JP) December 1, 2025
映像はガザ地区南部のパン工場です。@WFP #ガザ停戦
パンの物語はこちらからhttps://t.co/5CgtKvpA8m pic.twitter.com/DuKD3Zn7Kt
世界食糧計画(WFP)とは?

飢餓のない世界を目指して活動する国連の食料支援機関。緊急時には命を救う食料を届ける共に、紛争や災害などのショックから立ち直り、豊かで持続可能な未来を築くための支援を実施しています。世界の120以上の国や地域で、年間1億5000万人以上を支援。2020年にノーベル平和賞を受賞。
世界食糧計画(WFP)特集
バックナンバー
WFPニュースレター
Vol.73 :
紛争、洪水、相次ぐ地震、そして過酷な冬/危機に見舞われる人びとへ、今日を生きるための食料を
Vol.72 :
特集:国連WFP親善大使の杏さん チュニジアを訪問 ― 学校給食支援、女性主導の農業開発団体の現場を視察 ―
Vol.71 :
特集・実を結び始めた国連WFPの自立支援 ― アフリカ サヘル地域の緑化、戦火のウクライナ・地震被災のシリアでの自立支援



