キッチンから世界を変える/ガザのパン工場 飢えに苦しむ住民のために、希望のパンを焼き続ける vol.30

キッチンから世界を変える/ガザのパン工場 飢えに苦しむ住民のために、希望のパンを焼き続ける vol.30

キッチンから世界を変える/ガザのパン工場 飢えに苦しむ住民のために、希望のパンを焼き続ける ガザのパン工場 飢えに苦しむ住民のために、希望のパンを焼き続ける

WFPが支援するパン工場で作られるパン

WFPが支援するパン工場で作られるパン

ABCクッキングスタジオは、世界食糧計画(WFP)と日本国内初の「広報パートナーシップ契約」を締結しています。今回はパレスチナ・ガザ地区での緊急支援についてお伝えします。

WFPのガザ地区緊急支援:紛争下の飢餓から「命のパン」へ

工場の様子 工場の様子

WFPの大切なミッションのひとつに、「緊急支援」があります。これは、紛争や自然災害といった緊急事態が発生した際に、飢餓状態に陥った人々へ栄養価のある食料を届ける支援活動です。
パレスチナのガザ地区は、その現場のひとつです。ガザは2023年から2年近く紛争状態にあり人々の生活は極度に悪化しました。人々は食料が手に入らず、数日に1回しか食事が出来ないことも珍しくありませんでした。わずかに残ったパスタを水でふやかして練り、焼いて食べるなどして、飢えをしのいでいたこともあります。このような状況からWFPなどの国連機関が、ガザ地区を、食料が致命的に枯渇した極めて危険な状態である「飢きん」に陥っていると発表しました。

停戦と工場再稼働

焼きたてのパンを配る様子焼きたてのパンを配る様子

2025年10月に停戦が発表されました。WFPは停戦発表の少し前から、地元のパン工場を再稼働させました。ガザの人々にとってパンは主食であり、生命をつなぐための命綱であり、生きるための希望だからです。
ガザのパンは平たい円形で、半分に切るとポケット状になる「ピタ」と呼ばれるパンです。WFPが支援した小麦粉やドライイーストでシンプルな生地を作り、窯で焼きます。パン工場では生地がベルトコンベアで移動しながら、次々と焼かれます。焼きたてのパンはスタッフが手際よくビニール袋に詰め、各家庭をまわって配ります。

配給された食料。配給された食料

焼きたてのパンを配る様子焼きたてのパンを配る様子

配給された食料配給された食料。

ガザ地区南部のパン工場の様子

世界食糧計画(WFP)とは?

WFP_logo

飢餓のない世界を目指して活動する国連の食料支援機関。緊急時には命を救う食料を届ける共に、紛争や災害などのショックから立ち直り、豊かで持続可能な未来を築くための支援を実施しています。世界の120以上の国や地域で、年間1億5000万人以上を支援。2020年にノーベル平和賞を受賞。

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