WFP国連世界食糧計画の学校給食支援は、子どもたちの学校への就学率や出席率の向上を大きく向上させています。特に、家事を担うことが多い女の子にとって、給食は親が子どもを学校に通わせるきっかけとなります。マリアム・サラさん(11)にとって、WFPが提供する給食を食べることが、学校に行く楽しみのひとつです。「学校でまず大切なのは勉強すること。次に美味しいごはんが食べられること」と笑顔で話します。
9年以上続く紛争により、多くのイエメンの人々は家を離れ、避難生活を強いられています。WFPはこういった紛争の影響を受けている人々への支援を行い、特に女性たちの雇用促進に力をいれています。
WFP国連世界食糧計画の学校給食支援は、子どもたちの学校への就学率や出席率の向上を大きく向上させています。特に、家事を担うことが多い女の子にとって、給食は親が子どもを学校に通わせるきっかけとなります。マリアム・サラさん(11)にとって、WFPが提供する給食を食べることが、学校に行く楽しみのひとつです。「学校でまず大切なのは勉強すること。次に美味しいごはんが食べられること」と笑顔で話します。
9年以上続く紛争により、多くのイエメンの人々は家を離れ、避難生活を強いられています。WFPはこういった紛争の影響を受けている人々への支援を行い、特に女性たちの雇用促進に力をいれています。
「給食を作る」という仕事
首都サナアにあるWFPの調理場では、毎日15校の子どもたち約11,000人分の給食を作っています。ここで働く65人の従業員のうち、35人は紛争で夫を亡くしたり、避難を余儀なくされた女性たちです。彼女たちは赤インゲン豆をコトコト煮込んでペーストを作り、地元のパン屋で焼いた細長いパンに手際よく挟みます。丸ごとかじるきゅうりとデザートのオレンジを紙袋に詰めたら、数を数えながらコンテナに入れてドライバーに渡します。食材の多くは地元産です。
WFPが支援するイエメンの学校給食は、子どもたちが栄養のある食事を取れるだけでなく、女の子たちが学校に通いやすくなる環境を整えています。そして、働く場が限られている女性たちに雇用の機会を提供し、自立を後押しする大切な支援となっています。
国連WFPでは飢餓のない世界「ゼロハンガー」を目指し、『ごちそうさまチャレンジ』キャンペーンを実施します。
食品ロス削減のアクションをSNSに投稿するだけで、学校給食5食分が寄付されます。
国連世界食糧計画(国連WFP)とは?
飢餓のない世界を目指して活動する国連の食料支援機関。緊急時には命を救う食料を届ける共に、紛争や災害などのショックから立ち直り、豊かで持続可能な未来を築くための支援を実施しています。世界の120以上の国や地域で、年間1億5000万人以上を支援。2020年にノーベル平和賞を受賞。
国連世界食糧計画(国連WFP)特集
バックナンバー
国連WFPニュースレター
Vol.73 :
紛争、洪水、相次ぐ地震、そして過酷な冬/危機に見舞われる人びとへ、今日を生きるための食料を
Vol.72 :
特集:国連WFP親善大使の杏さん チュニジアを訪問 ― 学校給食支援、女性主導の農業開発団体の現場を視察 ―
Vol.71 :
特集・実を結び始めた国連WFPの自立支援 ― アフリカ サヘル地域の緑化、戦火のウクライナ・地震被災のシリアでの自立支援