Eat Local ~地産地消~

まわりを海に囲まれ南北に長い日本は、自然環境に恵まれ、日本各地においしいものがたくさん実ります。
そしてそれらは知恵を使って“料理”となり、四季の移ろいとともに味わい、長い月日をかけて日本独自の食文化をつくってきました。
まだまだ、あなたの知らない日本のおいしさがきっとあるはずです。 “地産地消”というその言葉どおり、地域に根差すおいしさは、やはりその地で味わうのが一番。ABCと一緒に、日本のおいしさを再発見する旅に出ませんか?

 Pick Up Area

温暖な気候から生まれる食材の宝庫
中国地方の南東部に位置する岡山県。南側は瀬戸内海に面し、おいしい魚介が豊富に水揚げされる場所。潮の流れが速い下津井沖でとれる食感のよいたこや、日生(ひなせ)で養殖される大粒のまがきはよく知られるところ。また、「晴れの国」といわれるほど安定した天候と温暖な気候がはぐくむ高品質のくだものも格別。ももやぶどうなどは、くだもの王国・岡山を代表するフルーツです。

The Speciality01

Yellow Chives / 黄ニラ

全国約7 割のシェアを誇る名産“ 黄ニラ”
岡山では明治初期から黄ニラの栽培が始まり、今では全国の生産量の約7割を誇る主要な産地です。黄ニラは“幸運を呼ぶ”と言われる鮮やかな黄色をしており、青ニラほどクセがなく、ほどよい甘みもあって上品な香りがします。日にあてずに作るからこそ得られる柔らかい食感と、それでいてシャキシャキとした歯ごたえが特徴です。

The Speciality02

Coriander / パクチー

JA 岡山管内で生産された厳選“パクチー”
タイやベトナムなどエスニック料理の浸透とともに、日本の食卓にのぼることも多くなったパクチー。なんといってもオリエンタルな独特の香りが特徴です。ここで紹介するパクチーは、10品種の中から試食会で最も好評を得た1品種を選び、JA岡山管内で生産されているものです。少し香りが抑えられていて、苦手な方でも比較的食べやすいと言われています。

情報提供(黄ニラ、パクチー):

Local Food

Mamakari-Zushi
古くから地元で愛される“ ままかり寿司”

「ままかり」とは岡山でよくとれるニシン科の小魚。これは俗称であり、和名を「サッパ」といいます。あまりのおいしさに「隣の家に、まま(ご飯)をかり(借り)にいくほど」であったことから、そう呼ばれているようです。ままかりはお酢との相性がよく、酢漬けにしたものをにぎり寿司や押し寿司にして食べる「ままかり寿司」が郷土料理として有名です。


バックナンバー