Pick Up Area
海と大地の恵が集まる東北
青森、岩手、秋田、山形、宮城、福島の6県からなる東北地方は、太平洋側と日本海側に二分することができます。
太平洋側にある三陸沖は、世界三大漁場のひとつといわれる場所。
一方、日本海に面した秋田や山形は日本有数の米どころ。
海の幸だけではなく、大地が育む産物にも恵まれ、これらは古くよりこの地の食文化を豊かに彩ってきました。
The Speciality
Akamoku
栄養価の高い海藻“ アカモク”
“ アカモク” は健康食材として注目度UP!
アカモクは北陸や東北を中心に、日本の各地に自生する海藻。
粘り気があり生命力も強いアカモクは、漁に使う船のスクリューにからまることが多く、特に宮城・岩手の漁師の間では「邪魔モク」と呼ばれる厄介な存在であったよう。
しかし、アカモクは海藻の中でも群を抜いて栄養素が豊富に含まれます。抗肥満作用のあるフコキサンチンや、腸内環境を整えデトックス効果が期待できるフコイダンなど、健康食材やビューティーフードとしても今注目が集まっています。何より湯通しされた後のネバネバでシャキシャキな独特の食感と淡白な味わいが、さまざまな料理と好相性。食材としての万能さも感じられる秀逸な海藻です。
Voice
アカモク漁師 赤間俊介さん
平成元年創業の株式会社シーフーズあかまの生産管理を担当。祖父の代から昆布やわかめ、アカモクの収穫から加工、製造までを手がけてきました。2014年3月に三陸フィッシャーマンズプロジェクトの協力で地域を横断した「アカモクプロジェクト」を立ち上げ、メディアからも注目を集めました。
岩手・宮城・福島など三陸の繋がりを強化し、ともに刺激し合いながら日本の水産業の活性化を目指しています。
赤間さんのアカモクは「Oisix」で取り扱っています。オンラインでも購入することができます。
Local Food
Ichigoni
青森の郷土料理“ いちご煮”
“ 野いちご” から生まれたお椀料理!?
青森の八戸を代表する郷土料理「いちご煮」をご存知ですか?
これ、果物の“いちご”ではないんです。「いちご煮」は、漁師たちが獲ってきたうにやあわびを煮た浜料理がはじまりだったとか。
八戸あたりの漁村では昔から素もぐりが盛んで、うにやあわびは漁師たちの貴重な収入源であったそうです。それを見た目どおりの豪華な椀ものに仕立てたのが八戸市の旅館・石田家のご主人、石田 多吉氏と言われています。“いちご”と名付けたその心は、“臼濁りの吸い物に浮かぶ黄金色のうにが、朝靄にかすむ野いちごのように見えた”から。何とも詩的でロマンチックな郷土料理を求めて、青森を訪ねてみてはいかがでしょう。
いちご煮をお取り寄せ!
今すぐご自宅でいちご煮を食べたいという方は、「味の加久の屋」のHPをチェック!