話題のホールフード!
栄養素をまるごと摂ろう!

料理をした後のキッチンは生ごみでいっぱいになっていませんか?
普段何気なく捨てている野菜の皮や切れ端には、たっぷりの栄養素が含まれています。
今回は普段捨ててしまう野菜クズが持つ栄養素とその調理法についてご紹介します!

ホールフードとは
「ホールフード」という言葉をご存じでしょうか?一言でいうと「まるごと食べる」という意味です。
普段捨てている野菜クズにも、栄養素がたくさん含まれているため、ホールフードを心がけることで
栄養素をまるごと摂取できます。
さらにホールフードは、食品ロスの削減につながることでも注目されています。
野菜クズがもつ栄養素
普段捨ててしまう野菜クズには、ビタミン・フィトケミカル・食物繊維などの栄養素が多く含まれています。それぞれの働きをご紹介いたします!
ビタミン
野菜クズに多く含まれるビタミンは、主にビタミンA・ビタミンC・ビタミンB群などが多く含まれています。ビタミンAは目の健康に効果的な栄養素です。ビタミンCはコラーゲンを生成し、肌を美しく保つ効果が期待できます。ビタミンB群は主に代謝を助けます。
フィトケミカル
フィトケミカルとは、野菜、果物、豆類、芋類、海藻、お茶やハーブなど、植物性食品の色素や香り、アクなどの成分から発見された化学物質です。抗酸化作用が高く、免疫力アップや美肌効果も得られることから「第7の栄養素」と言われています。
食物繊維
食物繊維は善玉菌のえさとなり、腸の調子をととのえ、免疫力アップに効果的です。水溶性食物繊維と不溶性食物繊維があり、水溶性は糖質や脂質の吸収を穏やかにします。不溶性は腸のぜん動運動を促進し、便通を促します。
部位別調理法
葉に含まれる栄養素を逃がさず摂取するには、購入後すぐに葉の部分を切り落とし早めに調理しましょう。
おすすめの調理方法
- 漬物
- 塩を振りしばらく置きます。しんなりしたら水気を絞り、調味液に漬けます。
- 汁物
- ザク切りにして汁物に入れます。
固い皮は煮込むことで、うま味や栄養素を無駄なくとれます。油と相性がいい脂溶性のビタミンが多いので、油を使った調理法がおすすめです。
おすすめの調理方法
- だし(べジブロス)
- 野菜の皮などを水と少量の酒で煮込み、こしてだしを取ります。栄養満点のスープに活用できます。
- 野菜チップス
- 野菜の皮に、オリーブオイルをからめて軽く塩を振り、オーブンでカリカリに焼きます。
芯は固いので薄くスライスやみじん切り、すりおろすなど切り方を工夫することで調理しやすくなります。
おすすめの調理方法
- ハンバーグ
- 芯を細かく刻んで肉だねにいれ、ハンバーグにします。
- ディップ
- 野菜の芯をすりおろしてオリーブオイル、塩、スパイスと和えれば、栄養満点のディップになります。
おすすめのレシピ
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