女性のカラダ・ミカタ宣言コンソーシアム

女性のカラダ・ミカタ宣言コンソーシアムとは?

現代社会では⼥性の活躍が⽬覚ましく、活躍のフィールドは各分野に広がっています。国も⼥性の活躍に関わる積極的な取り組みに本腰を⼊れるなど、今後もこの動きは加速していくことと思われます。
その⼀⽅で、ストレスや睡眠不⾜などの⾝体の不調を訴える⼥性が増えており、忙しい毎⽇を送る現代⼥性の「健康状態」についても同時に考えていく必要があります。
こうした社会の変化を受け、株式会社ABC Cooking Studio、オムロン ヘルスケア株式会社、ドコモ・ヘルスケア株式会社は、 働く⼥性の健康状態の維持・向上に貢献しようと「⼥性のカラダ・ミカタ宣言」と称したコンソーシアムを設⽴しました。各社が従来より⼥性向けに提供しているヘルスケアサービスや商品を活用し、より効果的な健康増進ソリューションの提供を検討していきます。
具体的には【オムロン ヘルスケアの測定機器を使うことでカラダの状態を「測る」。ドコモ・ヘルスケアのアプリを利⽤してカラダの状態を「知る」。ABCクッキングスタジオの料理レッスンやセミナーなどを通じてカラダの状態が「変わる」。】というワンストップソリューションで現代⼥性が抱える悩みを解決していきます。

第1回オリエンテーション&ワークショップ
いつかママになるためのカラダづくり~妊活と食事バランス~

「女性のカラダ・ミカタ宣言」が始めに取り組むのは、妊活を⾒据えた『いつかママになるためのカラダづくり』プログラムの実施です。11月21日(土)、第1回目のセミナーが開催されました。


初回のこの日は、オムロン ヘルスケアの体組成計での計測や基礎体温計、ドコモ・ヘルスケアの「カラダのキモチ」アプリの使い方のレクチャーなどオリエンテーションからスタートしました。基礎体温は妊娠を望む女性にとってとても大切です。
モニターの皆さまにプレゼントさせていただいたオムロン ヘルスケアの婦人体温計と「カラダのキモチ」アプリが連動し、毎日の面倒な記録の手間もはぶけます。
また、体組成の計測では妊娠のための健康体重と今の自分の体形の差などを知ることができました。
皆さま初回という事もあり、緊張されている様子もうかがえましたが、「いつかママになる」という観点から自分を見る貴重な時間となったようです。

セミナー後半では、管理栄養士による栄養アドバイスと妊活のためのレシピのデモンストレーションが行われました。
今回は、ママになるために欠かせない「バランスの良い食事」についてお伝えしたうえで、さらに妊活中に意識してプラスしてほしい3つの栄養素「葉酸」「鉄」「カルシウム」について注目し、食材や食事への取り入れ方などが紹介されました。



レシピのデモンストレーションでは、学習から得た知識をすぐに実践に生かした内容でのレクチャーだったため、参加者の方の満足度も高かったようです。試食も提供されました。

第2回ワークショップ
いつかママになるためのカラダづくり~妊活と睡眠~

12月12日(土)に第2回目のセミナーが開催されました。
妊活と睡眠をテーマに、自分の睡眠状態を振り返り、睡眠の大切さについて学んでいきました。
セミナー前半では、健康医学者である本田由佳先生に睡眠と妊娠の関係や睡眠のしくみについてお話しいただきました。
普段何気なくとっている睡眠ですが、私たちのカラダにとって大切な役割を持っていることを知ることができ、質のよい睡眠をとるためのセルフケアについて学んでいきました。

セミナー後半では、管理栄養士より質のよい睡眠を促すための生活習慣と食事についてお話ししました。
睡眠を促すトリプトファンや気持ちを落ち着かせてストレス解消に働くカルシウムを取り入れたメニューの調理デモンストレーション・試食もあり、食をはじめとする実生活の中での知識の生かし方もご紹介しました。

第3回ワークショップ
いつかママになるためのカラダづくり~妊活と冷え~

1月23日(土)に第3回目のセミナーが開催されました。
女性の約8割が冷えの悩みを抱えていると言われています。この冷えを引き起こす原因や妊娠と冷えの関係、また、冷え改善のためのストレッチをホリスティックビューティインストラクター 看護師の櫻井由希子先生よりお話しいただきました。

セミナー後半では、管理栄養士より冷え改善のための栄養成分や食材、カラダを温める食事の取り方についてお話ししました。 また、カラダを温めるための食材を取り入れたメニューの調理デモンストレーション・試食もあり、すぐに自宅で実践できる内容に、参加者のみなさまからも満足の声をいただきました。

参加者の声

モニタープログラムを終了して

モニタープログラム参加者 鈴木菜々子様 (34才、会社員)

この3か月は、自分の体について再度考え直すきっかけになりました。
モニタープログラムを通して食事の取り方、バランスを意識するようになりました。
特に栄養学講座・レシピ・デモンストレーション・食事診断が参考になり、レシピだけでなく実際に調理のデモンストレーションがあったことで、作り方のポイントまで紹介していただいたのがとても参考になりました。
また、それらを実際に試食することで、「自分で作ろう」という気持ちになりました。
今後もこのような機会があればぜひ参加したいと思っています。 3か月間ありがとうございました。

調査結果詳細

1.月経周期、体組成について

参加者が測定した基礎体温データを分析した結果、測定データから排卵していることが推定できる17名のうち、月経周期が正常で綺麗な二相性の基礎体温パターンを示した人は約67%(正常群)でした。正常群と、異常群を比較すると、正常群の方が異常群に比べてエネルギー充足率が約19%高いことがわかりました。中でも、炭水化物、レチノールの摂取量が高いという結果となりました。
また、体組成データの比較では、異常群の方が体重やBMIが有意に高く、肥満傾向であることがわかりました。ダイエットなどを繰り返すと、基礎代謝が下がり、省エネな身体になり、太りやすくなると言われています。さらに、肥満を伴う月経異常は、卵子をうまく排出できない婦人科疾患である「多嚢胞性卵巣症候群(PCO)」の可能性もあり、不妊の原因の一つでもあるため、早めに婦人科を受診し、適切な指導・治療を受けることが重要となります。自分の体格と基礎体温を知ることは、女性のセルフケア管理として重要です。


<参加者の月経周期分類>
参加者のうち、測定した基礎体温データから排卵していると推定できる17名のデータを分析した結果、月経周期が正常な正常群(12名)と異常群(5名)の2群に分類することができた。

<月経周期正常群/異常群ごとのエネルギー摂取状況・体組成比較>

※n=13(第1回ワークショップに参加した人のうち、測定した基礎体温データから排卵していることが推定でき、かつ栄養調査が確認できた人数)

2.食事摂取状況について

第1回目のワークショップ参加時点では参加者の約95%がエネルギー摂取量不足の状態にあり、食物繊維および鉄分は100%が不足、カルシウムは81%が不足、塩分や脂質は半数以上が過剰摂取状態にあることがわかりました。その一方、意識調査の結果では76%の参加者がバランスのよい食事を「だいたい取れている」、「十分に取れている」と考えており、意識と実際の食事摂取状況には差があることがわかりました。
第3回目のワークショップ時に実施した調査では、参加者の約48%にエネルギー摂取量の改善が見られ、食生活習慣の改善にもつながったことがわかりました。また、意識調査ではバランスのよい食事が「取れていない」と考えた人は2倍以上増加し、自分の食生活を客観的に正しく評価できるようになったと考えられます。

<参加者の平均摂取エネルギー:第1回目と第3回目のワークショップ時の調査比較>
厚生労働省 日本人の食事摂取基準(2015 年版)によると、女性に必要な1日の摂取エネルギーは、身体活動レベルが「ふつう」の18~29歳女性では1950kcal、30~49歳女性では2000kcalとされているが、 第1回目のワークショップ参加時点では参加者の平均摂取エネルギーは1597.1kcalと大きな差が見られた。プログラムへの参加の結果、2ヶ月後に実施した第3回目のワークショップ参加時点では平均1727.5kcalまで改善した。

<参加者の食事傾向:第1回目と第3回目のワークショップ時の調査比較>

<参加者の食事バランスへの意識:第1回目と第3回目のワークショップ時の調査比較>(n=21)

3.自分の体に関する知識レベルと行動の変化について

毎日基礎体温を計測することには、月経周期の異常を知る以外にも、日々のホルモンバランスの状態を把握することで適切な過ごし方ができるという大きなメリットがあります。参加者には、ワークショップやアプリからのアドバイスで女性ホルモンが心身に与える影響についての知識を得たことで、ポジティブな行動変化が見られました。
プログラム実施後に行った参加者アンケートでは、「ホルモン周期から、イライラや調子が分かるので気持ちの揺らぎを客観的に見ることができた」、「月経前のドカ食いはホルモンのせいだと気付き、コントロールすることができました」などという声が寄せられました。

<女性ホルモンや基礎体温への知識レベルの変化(第3回目のワークショップ時実施アンケートより)>(n=23)