国産食材の魅力を発信するためのレシピ

　株式会社ABC Cooking Studio（本社：東京都千代田区丸の内、代表取締役社長　櫻井　稚子、以下ABC）は、11月12日（土）、13日（日）の2日間、東京・六本木ヒルズアリーナで開催される「東京ハーヴェスト2016」においてキッチンカーを出店し、宮崎県日向市の特産品柑橘「へべす」や県産の野菜を使って作るオリジナルメニュー「宮崎へべすの鶏塩うどん」を販売いたします。
　「東京ハーヴェスト」は、＜東京から、ラブレターを＞をテーマに、農家・漁師・酪農家など日本の食文化を支える生産者のみなさんへ、感謝と尊敬の気持ちを伝えることを目的に2013年から開催され、今年で4回目を迎えます。昨年は2日間で35,000人が来場しました。全国各地から集まった秋の実りを楽しむ食の一大イベントです。ABCも食に携わる企業として、東北復興支援の一活動として2014年よりこのイベントに協力しています。今年は復興支援の枠をこえ、イベントをより魅力的に演出するクリエイターとしての役割を担い、地方に眠る食材に光をあて、おいしく食べるためのレシピを開発し「ハーヴェスト食堂」としてイベント限定で出店、販売を行います。

宮崎県や宮崎市との縁を活かして

　ABCでは、安全・安心な食材を使うことはもちろん、生産背景を知ることで、より味わい深く感じていただこうという想いから、グループ会社である「らでぃっしゅぼーや」や「JA全農」と連携し、可能な限り国産食材を使用し日々レッスンを行っております。これにより、生産者と生活者をつないで「地産地消」を促し、それぞれの地域へ貢献することを目指しています。また、スタジオへ通う生徒さまだけでなく、より多くの方へ国産食材の魅力に触れるきっかけをつくるため、グリーンツーリズムツアーや地元の食材を使った料理教室の開催など、食と農をテーマにした企画開発に力を入れています。

　このような活動を続けるなかで、視察で訪れた宮崎県で地域ビジネス創出に取り組むNPO法人まちづくりGIFT（以下、まちづくりGIFT）と出会ったことが、今回の企画に繋がるきっかけとなりました。まちづくりGIFTの代表 齋藤 潤一さんから、日向市の特産品である柑橘の「へべす」や「日向夏」をはじめ、“オーガニックの町”と呼ばれる綾町の野菜や果樹、Medicine0（ゼロ）を目指す「EMO牛」など、個性あふれる宮崎食材をご紹介いただきました。また、県内で地域活性に対し積極的に取り組む生産者、ベンチャー企業、自治体などとのネットワークを築いていただいたことで、ハーヴェスト食堂の実施に至りました。

柑橘の「へべす」を主役に

　メニューは、冬に向けて気温が下がるこの時期に合わせ、温かいうどんを提供いたします。鶏出汁に合わせて、白菜、かぶ、綾町の白しめじを具材に用い、仕上げに「へべす」をたっぷりと搾ります。「ヘべす」はほかの柑橘と比べ果汁量が多く、まろやかな酸味のある味わいと、柑橘特有の爽やかな香りが強く感じられるのが特徴です。 へべす農家の黒木さんは、「宮崎県日向市だけでしか栽培されていない柑橘へべすを、もっとたくさんの人に知ってもらいたいし、届けたいと思っています。へべすがあることで豊かな食卓になることを願っています。」と、その想いを語ってくれました。また、イベント当日に使う食材の調達は、宮崎県産の野菜で通販事業を展開する株式会社ベジオベジコが担当しています。