肌の仕組みを知り、乾燥肌を予防しよう

肌の仕組みを知り、乾燥肌を予防しよう

肌の仕組みを知り、乾燥肌を予防しよう

寒さが一層強まり肌の乾燥も気になる季節になりました。肌の仕組みを知り、正しいケアをしていきましょう。


肌の仕組み

肌の仕組み

私たちのカラダの表面を覆う肌は、カラダの面積の約16%を占めており、外的からの刺激や細菌からの感染を守ってくれる働きがあります。 肌は、大きく分けると「表皮」「真皮」「皮下組織」に分かれています。 


【表皮】

表皮は、外側から「角質層」「顆粒層」「有棘層」となっています。一番外側の角質層は、水分の約20%を含んでおり、肌内部の水分が蒸発しないように保護をする働きがあります。表皮との間にある基底膜では「表皮細胞」が生まれ、形を変化させながら表面に押し上げられていき、最後は「垢」となってはがれ落ちます。この肌の代謝の流れを「ターンオーバー」と言います。ターンオーバーには周期があり、20代では約28日周期で行われていると言われていますが不規則な食生活や食事の乱れ、年齢によりターンオーバーは乱れがちに。ターンオーバーが早すぎると乾燥肌の原因にもなるため正しいケアが大切です。 

【真皮】

表皮の下で肌の土台を作っているものが「真皮」です。丈夫なたんぱく質からできた真皮は、水分を除いた約70%を「コラーゲン」が占めています。コラーゲンは、真皮の中にある繊維芽細胞で作られ、古くなったものは分解されていきます。コラーゲンの他にも、ゼリー状で弾力のあるヒアルロン酸やコラーゲンをゴムのような弾力でつなぎとめている「エラスチン」も真皮に存在します。コラーゲンやエラスチンが減ると深いしわや顔全体のたるみの原因となるため紫外線対策や正しい生活習慣が必要となります。  

【皮下組織】

「皮下組織」は、肌の構造のうち最も内側にある組織で、表皮と真皮を支えています。皮下組織は大部分が「皮下脂肪」で、そこに「動脈」や「静脈」が通っており、肌組織に栄養を届ける役割や老廃物を運び出す役割があります。

冬におこりがちな肌トラブル~「乾燥肌」~

冬におこりがちな肌トラブル~「乾燥肌」~

健康的な肌の角層には、約20%の水分が含まれていますが、これより水分が少ない状態を「乾燥肌」と言います。
暖房を多く使用する冬は、外気の乾燥だけでなく、空気が乾燥しやすい状態となり、肌の水分も奪われがちです。乾燥肌対策のために必要な生活習慣を身につけましょう。


【湿度のコントロール】

外気の乾燥だけでなく、エアコンの効いた室内も湿度が下がり、乾燥しがちになります。肌にとって理想的な湿度は約60%以上。 加湿器などを使用して湿度のコントロールをしましょう。

【スキンケア】

洗顔後は、カラダの内側にある水分を肌の中で保つケアが必要です。化粧水だけではなく保湿成分を含んだクリームやオイルを使用して肌の乾燥を防ぎましょう。

【睡眠】

しっかりと睡眠をとることは、肌のターンオーバーを促進し、潤いのある肌を作ることができます。

乾燥肌対策に必要な栄養素とは

乾燥肌対策に必要な栄養素とは

乾燥肌を防ぎ、うるおいのある肌を作るためには外側からのケアだけでなく内側からのケアも大切です。
バランスのよい食事を心がけ、角質層からの水分の蒸発を防ぎ、肌をうるおすための栄養成分を補うようにしましょう。肌を内側からケアするための栄養素をご紹介します。


美肌を保つための栄養素を含んだレシピをご紹介します

美肌を保つための栄養素を含んだレシピをご紹介します

レンジで簡単 ジンジャートマトスープ

レンジで簡単 ジンジャートマトスープ

厚揚げを使ったカラフルマリネ

厚揚げを使ったカラフルマリネ

ビューティータコライス

ビューティータコライス

ブロッコリーとお豆腐のクリーミーポタージュ

ブロッコリーとお豆腐のクリーミーポタージュ

ABC HEALTH LABOとは

ABC HEALTH LABOとは、ABCクッキングスタジオの中でヘルスケアビジネスを推進するチームです。
食と栄養に関する知識や情報を発信し、より豊かで健康的なライフスタイルのご提案をします。

1日3食、毎日の食事で私たちのカラダは作られています。
日頃の食事が『おなかを満たす食』から『目的を満たすための食』となるよう、
レシピ提案や健康に関するセミナー・講座、料理レッスンなどを行っています。

【健康や食に関する情報を発信中!】

もっと気軽に 自宅で受験
ヘルスフードカウンセラー検定4級

ヘルスフードカウンセラー検定4級は、ご自宅でご受験いただける食のオンライン検定です。
ABC Cooking Studioで習得できる調理の技術に食の知識をプラスすることで、
得た知識の価値が高まります。