暑い時期!お弁当作りで困ることとは?
梅雨の時期~夏にかけて、誰もがお弁当作りに悩む原因…それは『食中毒』!
湿気が多く気温も高い5月後半~9月は、1年で最も食中毒が発生しやすいと言われる時期。高温多湿の環境で菌は増殖しやすいため、特に注意が必要です。「暑い時期にお弁当を作るには、何を気を付けたらいいの?」そんな方に、覚えてほしい食中毒を防ぐキーワードがこちら!
抗菌テクニックあり!基本のお弁当の詰め方
抗菌テクその1 お弁当箱を薄めた酢で拭く
抗菌・防腐作用のあるお酢を、かしこく利用。お弁当箱のフタにわさびを薄く塗るのも◎
抗菌テクその2 よく冷やしてから詰める
熱いままだと冷めたときに湯気が水滴となり、細菌が増える原因に!ごはんもおかずも詰める前にしっかり冷ましましょう。
抗菌テクその3 詰める順番・詰め方で変わる
(1)ごはん…はじめにごはんを詰め、おかずを作っている間で冷やせば、時間短縮!
【詰めるコツ】ごはんとおかずは別々の容器に
違う種類の食材が接すると傷みやすいので、二段のお弁当箱や仕切りで分けるとよい
(2)主菜…メインとなる食材(肉・魚など)を配置
(3)副菜…副菜を残りのスペースに詰めると、バランスも良い
【詰めるコツ】仕切るときは、生野菜でなくバランや仕切りカップを活用
生野菜は菌の増殖のもと!カップなどで1種類ずつおかずを分けよう
抗菌テクその4 保冷剤を入れて長持ちさせる
その他自然解凍ができる冷凍食品も、保冷剤代わりに役立つアイテムです。
傷みにくいお弁当作り~5つの調理ワザ~
1.詰める前に、しっかり加熱する
●中までしっかり加熱! …菌は75℃1分以上、中心まで加熱すれば死滅します。中まで火を通すこと!
●小さく切って火を通す …沸騰したお湯で茹でるのも効果的。薄切りや切り目を入れるでも可。
●電子レンジで再加熱 …前日の夕食の残り物なども、必ず一度加熱してよく冷やしてから詰めましょう。
2.汁気の少ないおかずに
水分が多いほど菌が繁殖しやすいです。
【調理ポイント】 片栗粉でとろみ付け/ごまやかつお節をかける/ソースなどの調味料は、おかずの間に挟む
3.味付けは濃いめに
塩分や糖分が高いと、細菌が利用できる水分が少なく、傷みにくくなります。
4.ごはんのアレンジ調理は注意!
●炊き込みごはんなどの混ぜご飯 …水分が残りやすいため、傷みやすい
●おにぎりはラップで握る…雑菌が付かないよう、ラップで握る。具も傷みやすいものは×
5.抗菌効果のある食材、調味料を使う
抗菌効果のある食材の活用がポイント!下味・味付けなどで上手に使い、食品全体にからめると、傷みにくく味にも変化がつきます。 【食材例】 梅干し・生姜・大葉・酢・わさび・カレー粉など
抗菌効果あり!時短お弁当おかずレシピ
毎日お弁当に活用できる、『抗菌効果あり!時短お弁当おかずレシピ』をご紹介します♪
ABC HEALTH LABOとは
ABC HEALTH LABOとは、ABCクッキングスタジオの中でヘルスケアビジネスを推進するチームです。
食と栄養に関する知識や情報を発信し、より豊かで健康的なライフスタイルのご提案をします。
1日3食、毎日の食事で私たちのカラダは作られています。
日頃の食事が『おなかを満たす食』から『目的を満たすための食』となるよう、
レシピ提案や健康に関するセミナー・講座、料理レッスンなどを行っています。
【健康や食に関する情報を発信中!】