新しい生活様式にむけたヘルスケア
~眼の疲れ編~
最近、眼の疲れを訴える人が増えています。
眼を閉じたり、遠くを見るなどして、
適度に眼を休めるようにしましょう。
最近、眼の疲れを訴える人が増えています。
もともと長時間のパソコン作業などによる眼の疲れや眼の渇き、 視力低下が問題視されていたのですが、 外出自粛や在宅勤務によるスマートフォン・ パソコンの使用時間の増加によってこの問題がより深刻化しています。 大人だけの問題ではなく、子どもが眼の不調を訴えるケースも増えています。 眼を閉じたり、遠くを見るなどして、適度に眼を休めるようにしましょう。
スマートフォンやパソコンの使用で眼が疲れる原因の 1つとして、ブルーライトが挙げられます。 ブルーライトは波長が380~500nmの青色光のことで、 波長が短く強いエネルギーを持っているため、眼の奥に ある網膜まで到達します。 スマートフォンやパソコンなどのLEDディスプレイ・ LED照明にはこのブルーライトが多く含まれており、 眼や体に大きな負担をかけることが報告されています。
ブルーライトから眼を守る成分として「ルテイン」という黄色い色素成分が注目されています。 私たちは、目の奥にある網膜という部分で光を感知しています。 ルテインは網膜中心にある黄斑という黄色い組織に多く含まれており、 この黄色が反対色の青色の光を吸収することで有害な光線から目を保護していると考えられています。 ルテインは、ブルーライトや酸化から眼や体を守る際に消費されてしまうのですが、体内で生成することができない成分のため、普段の食事から意識して摂取することが大切です。
ルテインが豊富に
含まれている食材
- ほうれん草
- ケール
- ロメインレタス
- ズッキーニ
- アスパラガス
- ブロッコリー
さらにルテインと一緒にゼアキサンチンを摂取するとより効果的と言われています。
ゼアキサンチンが豊富に
含まれている食材
- クコの実
- パプリカ(橙)
- 卵
- トウモロコシ
残念ながら日本人のルテイン・ゼアキサンチンの摂取量は0.35㎎/日と言われており、 諸外国に比べても眼の健康に良いとされている摂取量 「ルテイン10㎎+ゼアキサンチン2㎎」よりかなり低くなっています。
ルテイン10㎎を摂取するためには、 ほうれん草1/2把(約100g)が目安となります。 体内のルテインの量は年齢とともに減少する傾向なのですが、 近年、若い人の中に不足している人が増えています。 スマートフォンやパソコンの使用時間が長くなった方、 眼の疲れを感じる方は一度食事内容を見直してみましょう。
ルテイン、ゼアキサンチンの摂取量と黄斑濃度の関係
ルテイン10mgを12週にわたって摂取した結果、血中および黄斑のルテイン濃度が有意に上昇したという研究報告があります。
眼の疲れに効果的なレシピ
ほたてとブロッコリーの塩炒め
えびとチンゲン菜、いかとアスパラガスなど、お好きな組み合わせでアレンジしてみてください。
アヒージョ風ホットサラ
旨味たっぷりのオイルでいただく、アヒージョのアレンジサラダ。
牛肉とアスパラのオイスターソース炒め
アスパラガスの代わりにセロリやにんにくの芽でも美味しくいただけます。
- ※本記事に使用している情報やデータは、ビタミンのグローバルリーディングサプライヤーであるDSM株式会社よりご提供いただいています。
DSMは人々の栄養・健康・サステナブルな暮らしに貢献する事業を展開しているグローバル・サイエンス企業です。 People(人)、Planet(地球)、Profit(利益)の持続可能性をめざし、自社の強みを活かしつつ、 SDGsの5つのゴールに沿った事業戦略のもと、Nutrition & Health (健康的な生活)、Climate& Energy (気候とエネルギー)、 Resources & Circularity (資源と循環型社会)を事業のコア・ドメインとして事業展開しています。 プロセス改善や二酸化炭素排出削減など自社の改善、また、製品とソリューションを通じて、 社会のサステナビリティに貢献し、市場変革に向けた提唱や啓蒙活動などに取り組んでいます。