食生活で「のどバリア」を高めよう!
インフルエンザ・風邪予防レシピ 公開
インフルエンザや風邪が気になるこの季節。クリスマスやお正月、
更には受験シーズンも到来し、体調を気にかける方も多い季節となりました。
今回はインフルエンザ・風邪に負けないために意識したい食生活のポイントとともに、
インフルエンザ・風邪予防のための「のどバリア」を高める方法をご紹介します。
インフルエンザ・風邪になりやすい人とは?
インフルエンザ・風邪などの感染症にかかりやすい人は、病気全般に対する抵抗力が低い傾向があります。一方、病気にかかりにくい人は、抵抗力が高い=免疫力が高いため他の病気にもかかりにくく、健康的な状態でいることができます。インフルエンザ・風邪に負けないためのカラダづくりをしていきましょう。
また、感染症を予防するためには、ウイルスなどの病原体を体内に入れないようにすることも大切です。ワクチンの接種や手洗い、うがいはもちろん、免疫力やのどバリアを高めることがおすすめです。
免疫力を高める食生活とは?
丈夫なカラダを作るためには、免疫力を高める食事を心がけることが大切です。バランスのよい食事を基本に、免疫細胞そのものを作る良質なたんぱく質や、免疫力を高める効果が期待できるビタミンA・C・Eを意識して摂取しましょう。
バランスのよい食事
バランスのよい食事とは、エネルギー量が適切で、主食・主菜・副菜を組み合わせた食事のことを言います。
良質なたんぱく質
免疫細胞そのものを作っているのは「たんぱく質」です。不足しないように毎食の摂取を心がけましょう。
ビタミンA・C・E
強力な抗酸化作用があり、免疫力を高めます。
【最新トピックス】予防の要は「のどバリア」!
最新の研究では、インフルエンザ・風邪予防のために「のどバリア」を高めることが注目されています。口や鼻から入ったウイルスはのどの粘膜細胞に吸着して感染します。のどには、ウイルスなどの異物を体内に入れないように、最後の砦としてバリア機能が備わっています。(=のどバリア)手洗いやマスクに加えて、「のどバリア」を高める新しい予防習慣をご紹介します。
食生活で『のどバリア』を高めるには?
- カテキンをのどにとどめる<粘膜バリア>
- とろみをつけたカテキンを摂る
- カテキンには、抗インフルエンザウイルス作用があることが知られています。カテキンにとろみをつけるとカテキンの吸着量が増え、のどにとどまりやすくなります。
- 唾液の量と質をあげる<唾液バリア>
- 炭酸の発泡で刺激する
- 唾液にはインフルエンザウイルスから粘膜細胞を防御する効果があります。炭酸の発泡刺激を利用して、舌下腺と顎下腺から良質な唾液を分泌させましょう。
「のどバリア」を高めよう!レシピで実践
のどバリアを高める方法をいかしたレシピをご紹介します。
粘膜バリア:カテキンをのどにとどめる
柚子香る緑茶葛湯
粉茶に葛粉でとろみをつけた、お茶を作ります。とろみをつけることにより、のどに長時間とどまりやすくなります。外出前におすすめの一杯です。
粘膜バリア:カテキンをのどにとどめる
牛肉と白菜の緑茶あんかけごはん
牛肉と白菜、パプリカなどを合わせた、和風のあんかけ丼を作ります。和風だしに粉茶を加えて煮込み、とろみをつけることにより、カテキンをのどにとどめ粘膜バリアを作ります。あんかけは、ごはんではなく、豆腐やうどんなどにかけてもおいしく召し上がれます。
唾液バリア:炭酸の発泡で刺激する
苺のしゅわしゅわラムネ
甘酸っぱいシュワっととろけるラムネを作ります。重曹をつかうことで、自宅でも簡単にラムネが手作りできます。しゅわしゅわする感覚を楽しみながら良質な唾液分泌を促します。持ち運びができるので外出先での風邪・インフルエンザ対策におすすめです。
インフルエンザ・風邪対策に関する
イベントを開催
2019年12月3日(火)インフルエンザ・風邪予防レシピの特別料理レッスンをABC丸の内グラウンドで開催しました。
当日は、お子様をもつ生徒様を中心に30名に参加いただき、ABC HEALTH LABOより、インフルエンザ・風邪予防のために気を付けたい食生活や「のどバリア」を高めるためのポイントをご紹介。特別レシピの料理レッスンも実施しました。
ご参加いただいた生徒様からは、「のどバリアを高めるレシピを是非実践していきたい」「とろみをつけたカテキンで家族の風邪を予防したい」などうれしい感想をいただきました。