疲れやすさの原因は
"隠れ貧血"かも?!
いつも疲れやすかったり、動悸や息切れ、めまいがしたり・・・。
その背景には貧血がある可能性も。女性に多い貧血ですが、その多くは
食事を改善することによって対策できる可能性があります。
今回は自分で気づきにくい"隠れ貧血"についてや
貧血対策におすすめな栄養素をお伝えします。
貧血とは、血液中の赤血球またはヘモグロビン(赤血球中の血色素)の量が正常より少なくなった状態です。
ヘモグロビンは、酸素と結びつき、全身へ酸素を送り届ける役割を持っているため、
ヘモグロビンが減少すると、上手く酸素を運ぶことができず全身が酸素不足の「酸欠状態」となり、めまいや動悸、息切れ、疲労感などさまざまな症状が現れます。
貧血にはいくつかの種類があり、女性の貧血の約7割は、鉄不足の「鉄欠乏性貧血」といわれています。
鉄欠乏性貧血は血液検査によってすぐに発見することができますが、検査結果は正常でも実はカラダは鉄不足状態という「隠れ貧血」の方が増えています。
通常、体内にある鉄の約60~70%は血液中のヘモグロビンに含まれており、残りの鉄は肝臓や皮膚、髪などのさまざまな部位に貯蔵されています(貯蔵鉄)。
血液中の鉄が不足すると貯蔵鉄で不足を補います。貯蔵鉄はいわば貯金のようなもので、貯金をどんどん使ってしまっている状態を「隠れ貧血」といいます。
貧血は少しずつ進んでいくため、ヘモグロビン濃度が基準値の半分近くまで減っても症状が無く、気づかない事もあります。
貧血対策のためには、赤血球やヘモグロビンの産生に必要な栄養素を補うことが大切です!
貧血対策には栄養バランスのととのった食事に加えて、造血作用のある栄養素や鉄を摂取することが大切です!
《造血作用のある栄養素》
葉酸とビタミンB12は協力して、赤血球の生成に深く関わるので、一緒に摂取するようにしましょう。
★摂取のポイント
葉酸は水溶性のビタミンのため、溶けだした栄養素も一緒に食べられる汁ものや、鍋物がおすすめです。
《鉄の種類》
鉄はヘモグロビンを作る材料となり、カラダに酸素や栄養素を運搬します。植物性の食品に含まれる非ヘム鉄と動物性の食品に含まれるヘム鉄があります。
★摂取のポイント
鉄は1度に体内で吸収される量が少ないので、3食の食事に分けて摂りましょう!
非ヘム鉄はビタミンC・動物性たんぱく質と一緒に摂取することで吸収率UP!
鉄の吸収を阻害する成分(タンニン)を含む飲み物は食事の際は控えましょう!
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