梅雨があければ、いよいよ夏本番!夏バテしないためには、毎日の栄養摂取が欠かせません。夏バテ対策のために摂りたい栄養素を知り、暑さに負けず、元気に過ごしましょう。
なんとなくカラダがだるかったり、食欲不振になったり…そんな夏に起こるカラダの不調を総称して「夏バテ」と呼んでいます。
夏バテの原因は、カラダの冷えや室内と室外の激しい温度差による自律神経バランスの乱れ、睡眠不足による疲労の蓄積などさまざまです。
毎日の生活習慣や食事を見直すことで、夏バテを予防・改善することができるので、今日から夏バテ対策を実践していきましょう。
夏バテの原因
毎日の小さな積み重ねが、夏を元気に乗り切るカギになっているかも…?! 夏バテを予防するための生活習慣を知り、実践してみましょう。
1.カラダを冷やしすぎない
クーラーの設定温度を下げ過ぎないように気を付けましょう。室内外の気温差が5℃以上になると、自律神経のバランスが乱れやすいと言われています。28℃前後の温度設定を行う、もしくはカーディガンやひざ掛けなど、羽織れるもので温度調節ができるようにしておきましょう。
2.ぬるめのお湯にゆっくり浸かる
夏はシャワーで済ませてしまう人が多くいますが、夏も湯船につかることが理想です。「ぬるめのお湯にゆっくり」がポイント。カラダを中から温め、夏冷えを改善するほか、質のよい睡眠を促します。38℃~40℃のお湯に、15~20分くらい浸かるようにしてみましょう。
3.睡眠をしっかりとる
疲れをとるためには、睡眠をしっかりとることが最も大切です。疲れを溜めないために、ぐっすリ眠れる環境を作りましょう。寝る30分~1時間前にぬるめのお湯につかる、暑さで寝付けない時は氷枕を使うなど工夫しましょう。クーラーで部屋を冷やしすぎると、体調を崩す原因になるので気を付けましょう。
暑さをしのぐために冷たいものばかり食べてしまったり、食欲が落ち、めん類やアイスなど偏った食事をしてしまったりすると、カラダが冷え、胃腸機能が低下してしまいます。免疫力が下がり、夏バテや夏風邪などの原因になってしまうので、しっかり食事を取るようにこころがけましょう。栄養摂取の基本は「バランスのよい食事」。 彩りのよい食事や主食・主菜・副菜・汁物など定食型の食事ができるとベストです。さっぱりした味付けにするなど暑い日でも食事が進む工夫をしてみましょう。厚生労働省・農林水産省が策定している食事バランスガイドでも、食事のバランスをチェックすることができますね。
バランスのよい食事をベースに、夏バテ予防のためにとりたい栄養素をご紹介します。
土用の丑の日
土用の丑の日にうなぎを食べる習慣が定着したのは、幕末の頃。蘭学者平賀源内が夏場にうなぎが売れないと悩んでいたうなぎ屋に「本日、土用丑の日」と書いた張り紙を出すことを提案し、大繁盛したことがきっかけと言われています。
夏の土用の時期は暑さが厳しく、昔から「精のつくもの」を食べる習慣があり、現在でも土用蜆や土用餅、土用卵などの言葉が残っています。
2016年の土用の丑の日は7月30日。うなぎは栄養価が高く、夏バテ予防にぴったりな食材ですので、ぜひみなさんも今年はうなぎを食卓に並べてみてください。
ABC HEALTH LABOとは
ABC HEALTH LABOとは、ABCクッキングスタジオの中でヘルスケアビジネスを推進するチームです。
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