忘年会シーズンも到来し、ついつい食べすぎてしまったり、飲みすぎてしまうことが多い季節となりました。今回は、胃腸や肝臓をいたわり胃もたれや二日酔い対策におすすめの食事についてご紹介します。
食べすぎたり、飲みすぎたりすると胃の中の食べ物がスムーズに腸へ送られず胃もたれなどの胃の不調を感じます。
特に揚げ物や刺激の強い物を食べたり、寝る直前に食事を摂るなどすると胃に負担がかかり、胃もたれを引き起こしてしまう可能性があります。
また、お酒を飲みすぎてしまうと肝臓でのアルコールの代謝が間に合わず、有害物質のアセトアルデヒドが水と二酸化炭素に分解されない状態が続きます。
アセトアルデヒドがカラダに残ってしまうと頭痛や嘔吐、吐き気などの「二日酔い」の症状が起こります。
二日酔いを防ぐためには、適量を心がけてお酒を摂取したり、空腹の状態でいきなりお酒を飲まないようにするなど肝臓に負担をかけない飲み方を心がけることも大切です。
厚生労働省は国民の健康増進を図るために作成をした「健康日本21」の中で「節度ある適度な飲酒」を「通常のアルコール代謝能を有する日本人においては、節度ある適度な飲酒として、1日平均純アルコールで20g程度である」と示しています。個人差はありますが、日本人はアセトアルデヒドを分解する酵素が働きにくい体質の人が多いため、お酒の飲みすぎには注意しましょう。
【参考文献】厚生労働省 eヘルスネット 飲酒とJカーブ
食べすぎたり、飲みすぎたりした際は胃を休ませ、胃の粘膜を修復する作用をもつ栄養素を摂取することがおすすめです。
主食は、おかゆや柔らかく煮たうどんなど消化のよい糖質や食物繊維の少ない野菜を摂取することも大切です。
飲みすぎて二日酔いを感じてしまった際は、アルコールの代謝を促進する作用をもつ栄養素を摂取することもおすすめです。
さらに、アルコールを摂取するとアルコールの利尿作用によりカラダが脱水を起こした状態になりやすくなります。
水分をしっかり摂取し、アセトアルデヒドを体外に排出しやすくしましょう。
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