肝臓をいたわるお酒の飲み方

肝臓をいたわるお酒の飲み方

肝臓をいたわるお酒の飲み方

忘年会やクリスマス会などのイベントでお酒を飲む機会が多くなる季節がやってきました。「百薬の長」といわれるお酒ですが、飲み過ぎは要注意! 今回は、肝臓に負担をかけないようにお酒と上手につき合うポイントをお伝えします。

肝臓の役割

肝臓の役割

肝臓は内臓の中でもっとも大きな臓器で重さは約1kg~1.5kgあります。
“体内の工場”とも呼ばれさまざまな役割があり、その中でも大きな4つの働きがあります。


◎アルコールの代謝
4つの働きの中の「有毒物質の解毒」がアルコール代謝に重要な関わりがあります。
アルコールは口から入ると胃で約20%、小腸で約80%が吸収され、
その後肝臓へと運ばれます。肝臓に運ばれたアルコールは、アセトアルデヒドと言う有害物質に分解され、
最終的には水と二酸化炭素に分解され、汗や尿として体外へ排出されます。
多量の飲酒によりアルコール処理能力が間に合わなくなると体内にアセトアルデヒドが残ってしまい、
頭痛や動機、吐き気などの二日酔いの症状が起こります。
二日酔いを防ぐためには、適量を心がけ肝臓に負担をかけない飲み方を心がけることが大切です。


【アルコールの適量とは】

厚生労働省が国民の健康増進の方針や目標に関する事項等を定めた「健康日本21」では 健康のため「節度のある適度な飲酒」を掲げており、1日平均純アルコールで20g程度としています。
ただし、アルコールの代謝能力は個人差があるので
“自分にとっての適量”を知ってお酒と上手につき合いましょう。




肝臓をいたわる食材

肝臓をいたわる食材

肝臓に負担をかけないためには、適量の飲酒を心がける以外にも
「飲酒前」、「飲酒中」、「飲酒後」にあった食材や飲み物を摂取することが大切です。

飲酒前

飲酒前は必ず食べ物をお腹に入れておきましょう。
空腹でいきなりお酒を飲むと、アルコールの吸収スピードが速くなり肝臓に負担がかかります。
アルコールの吸収を穏やかにするためには良質な脂質を含む料理を食べておくことがおすすめです。
更に、二日酔い予防のためにはクルクミンを含むウコンを飲酒前に摂取することがポイントです。

【おすすめの食材】

飲酒中

たんぱく質や野菜を中心に食べましょう。
たんぱく質や野菜に含まれるビタミン類はアセトアルデヒドの分解を促し、肝臓の働きを助けるので欠かせません。
また、飲酒によって肝臓はダメージを受けやすくなるため、肝臓の保護のためにもオルチニンやタウリンを含む食材も一緒に摂取しましょう。

【おすすめの食材】

飲酒後

飲酒後は水分を摂るようにしましょう。
水分を摂ることで血中のアルコール濃度を薄め、肝臓の負担を減らします。
また、お酒を飲むとアルコールの利尿作用により、
脱水症状をおこしやすくなるので寝る前にはコップ一杯のお水を摂るようにしましょう。



肝臓をいたわるおすすめなおつまみレシピをご紹介します。

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しらすチーズトースト

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ポン酢ジュレ冷や奴

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