日本人に不足しがちな栄養素~カルシウム~

日本人に不足しがちな栄養素~カルシウム~

日本人に不足しがちな栄養素~カルシウム~

現代の日本人に不足している栄養素にカルシウムがあげられます。今回はカルシウムの多い食材と効果的な食べ合わせについてご紹介します。

カルシウムはなぜ不足するの?!

カルシウムはなぜ不足するの?!

食生活の豊かな日本で、数年にわたり不足している栄養素があります。それは“カルシウム”です。
カルシウムは、日本人の食事摂取基準(2015年版)では、成人の場合1日あたり650~800mg(推奨量)です。カルシウムの摂取量がこの推奨量値をここ数年上回ったことがありません。
もともと、カルシウムは体内への吸収率があまりよくない栄養素と言われていますが、日本人がカルシウム不足になりやすい理由の1つに自然環境があります。
日本の国土の多くは火山灰地で、カルシウム含有量が多くありません。飲み水や野菜にもカルシウムが少ないため、食生活ではカルシウムを含む食品を意識的に多めに摂る必要があります。
また、日本の伝統的な和食には乳製品を使ったメニューが少ないことや、食の欧米化により魚料理を食べる頻度が減ったこともカルシウム不足になりやすい原因としてあげられます。
カルシウムは不足するとカラダにさまざまな影響を与えるため、日々の食事の中で意識して摂るように心がけることが重要です。


カルシウム不足が引き起こす病気・・・骨粗しょう症・成長不良・高血圧・動脈硬化など

カルシウムの賢い摂取方法とは

カルシウムの賢い摂取方法とは

カルシウムは骨や歯の主な構成成分です。
主に動物性食品に含まれ、特に牛乳やチーズ、ヨーグルトなどの乳製品に豊富に含まれています。また、骨を含めて丸ごと食べられるワカサギやイワシなどの小魚にも豊富です。他にも煮干しや桜海老、しらすなどの魚介類に含まれています。
植物性の食品では水菜や小松菜、切り干し大根などの野菜類や大豆製品に含まれています。
さまざまな食品に含まれていますが、カルシウムの吸収率は25~50%程度と低いため、カルシウムの多い食品のみを摂るのではなく、カラダへの吸収しやすくする働きのある栄養素と組み合わせて摂取することが大切です。

カルシウムの吸収を促進する栄養素と阻害する成分

カルシウムの吸収を促進する栄養素と阻害する成分

カルシウムを賢く摂るうえでポイントとなるのが「吸収率」です。
吸収率の低いカルシウムをスムーズに吸収するためには、カルシウムの吸収を促進してくれる栄養素を一緒に摂ることが大切です。

一方で、一緒に摂ることでカルシウムの吸収を阻害する成分もあります。 インスタント食品やスナック菓子などの加工食品はカルシウムの吸収を阻害する可能性があるために食べ過ぎに注意をしましょう。

賢くカルシウムが摂取できるレシピをご紹介します。

賢くカルシウムが摂取できるレシピをご紹介します。

厚揚げと桜海老の野菜たっぷり中華丼

厚揚げと桜海老の野菜たっぷり中華丼

しらすチーズトースト"

しらすチーズトースト


キウイのヨーグルトドリンク

キウイのヨーグルトドリンク


椎茸のオーブンチーズ焼き

椎茸のオーブンチーズ焼き


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