食事でカラダをデトックスしよう

食事でカラダをデトックスしよう

つらいむくみも食事で解決

デトックスとは「解毒」を意味し、カラダの毒素を取り除く体内浄化のことを言います。デトックスをするために必要な食事とはどのようなものでしょうか?


カラダに貯まる毒素とは?

カラダに貯まる毒素とは?

「毒素」や「老廃物」という言葉をよく耳にしますが、カラダにとってどのようなものかご存知ですか?
毒素とはカラダに害を及ぼす有毒物質のことを指し、食材として口から摂取しているものや皮膚から吸収されるもの、そしてカラダの中で栄養素が代謝された後に残った老廃物などがあります。
わたしたちのカラダは本来、この毒素を排出する機能を持っていますが、不規則な生活や食事、老化が原因となりこの機能がスムーズに動かなくなることがあります。だるさや冷え、むくみ、肥満の原因にもなることもあるため普段からデトックスのためのケアが必要です。


デトックスをするために必要な栄養素とは?

デトックスをするために必要な栄養素とは?

カラダに溜まった毒素の約75%は便から、20%は尿から、3%は汗から、残りの2%は髪や爪の生え代わりによって排出されると言われており、腸内環境をととのえて便通をよくすることが最大のデトックス方法と言えます。腸内環境をととのえるためには、規則正しい生活とバランスのととのった食事を中心とし、便通を促す「食物繊維」を意識して摂ることがおすすめです。


食物繊維

食物繊維には、老廃物を体外に排出する働きがあり、便通の改善やコレステロールの吸収などさまざまな生理作用が期待できるため、「第6の栄養素」として注目されています。

<水溶性食物繊維を多く含む食品>

海藻類

海藻類はアガロースとアガロペクチンという水溶性食物繊維を多く含んでいます。粘性や吸着性が高いため胃の中の食物の排出速度を遅くし、満腹感を持続させる効果が期待できます。スープの具材や炊き込みご飯などで手軽に摂取することができます。

果物類

りんごや柑橘類の皮などに含まれているペクチンは強い粘性を持ち、小腸で脂質の消化吸収を助ける働きをしている胆汁酸と結合して体外に排出するため体内での吸収スピードを遅らせる働きがあります。この働きにより、コレステロール値の低下や、インスリンの分泌の低下といった効果が期待できるため、生活習慣病や糖尿病の予防に有効です。

<不溶性食物繊維を多く含む食品>

きのこ類

きのこ類は食物繊維の宝庫と言われており、βグルカンという不溶性食物繊維を多く含んでいます。便のかさを増してくれるほか、がん細胞の抑制や免疫機能を正常に保つ効果も期待できます。カロリーも低いため、ダイエットをしている方にもおすすめの食材です。

穀物類

穀物の中でも、玄米、黒米、大麦などの雑穀は不溶性食物繊維であるセルロースやヘミセルロースが多く含まれています。セルロースはよく噛んで食べることで唾液や胃液の分泌を促すことができ、消化途中の食物を膨張させることができます。膨張した食物によって満腹感が得られるため過食や肥満を防ぐことができるのも特徴です。普段食物繊維の不足が気になる方は、主食を白米から雑穀米に置き換えることで手軽に摂取することできます。

食物繊維を摂取できるデトックスレシピをご紹介します。

食物繊維を摂取できるデトックスレシピをご紹介します。

きのこたっぷり韓国プルコギ丼

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美腸豆腐チゲ

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チキンのトマト煮込み/ごぼうピラフ

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かぼちゃとチーズの美腸サラダ~ツナドレッシング~

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